ピアノ |
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ヨーロッパの楽器
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↓ヨーロッパの楽器コーナー 展示数=230 |
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↓ヴィオル ↓ヴィオルの上部 ネックに美しい女性の顔らしき彫刻がありました。 ヴィオルとは中世から18世紀の 弓奏弦楽器の総称です。 楽器を立て両足ではさんで演奏する ヴィオラ・ダ・ガンバと楽器を水平にして 左肩に乗せる ヴィオラ・ダ・プラッチオがあります。 狭義のヴィオルはヴィオラ・ダ・ガンバ のみを指します。 一方、ヴァイオリンは15~16世紀に イタリアで生まれたとされ イタリア語ではヴィオリーノ(violino)。 小さなヴィオルという意味。 |
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↓ハープの数々です。 ハープは紀元前3000年頃のエジプトに存在し、 ヨーロッパでは7世紀頃から見られます。 古代スカンジナビア語のharpon(ハルポン) かき鳴らすという意味 から由来。 ピアノよりもずっと歴史は古いのだなぁ…。 弦をハンマーでたたいて音を出すピアノは ルーツをたどると祖はハープやギター なのかも…と感じました。 弦がなければ音を出せないのだから。 |
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↓リュート、マンドリン、キタローネです。 ↑写真左=リュート 起源は中世アラビアの楽器「アル・ウード」 アラビア商人がヨーロッパに持ち込み 進化してリュートになったといわれています。 マルチン・ルター、エリザベス女王1世なども 習ったほど流行しました。 ↑写真中央上=マンドリン ↑写真中央下=リラ・マンドリン リュートを祖に19世紀中頃 イタリアで生まれました。 ヴィヴァルディやベートーベンなどが マンドリンのための楽曲を作曲しています。 ↑写真右=キタローネ バロック時代、イタリアの古楽器。 長いネックが特徴で演奏時間よりも チューニング時間の方が長かったとか…。 よく似た楽器にテオルボ があります |
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↑ハープ・リュート 18~19世紀はじめにイギリスで考案された 変種ギター。 ハープとリュートの外観と構造を組み合わせたもの。 上流階級の婦女子に流行しました。 |
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↓ハープ・ギターです。 ハープ・ギターも変種ギターの一種です。 ハープとギターを組み合わせたもの。 |
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↓打弦鍵盤付イングリッシュ・ギター 1700年代の後半、イギリスで人気の弦楽器。 これは鍵盤がついているタイプです。 鍵盤を押さえると内部でそれぞれの弦をはじく仕組み。 見た目が明石家さんまさんみたいでかわいい♪ |
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↓バラライカです。 ロシア、ウクライナ、ペロルシアの代表的弦楽器。 18~19世紀に農民に流行しました。 胴が三角形なのは制作しやすいからという理由 今日では3弦が標準。 |
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↓セルパンです。 。 17~19世紀のフランスなどで広まった低音ホルン。 ヘンデル作曲「水上の音楽」に使用されています。 セルパンとはフランス語で蛇の意味。 教会での合唱の補助や、軍楽隊に使用されました。 |
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↓テナー・トロンボーン えっ!? この形、どうしちゃったの? 1人で同時に2つ以上の音が鳴らせるように 考えられたそうです。 管楽器奏者にとって2つ以上の音を同時に 鳴らす事は今も昔も憧れだったようです。 |
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↑コルネット 1825年にフランスで考案されました。 イタリア語のcorno(コルノ)小さな角、角笛に由来。 トランペットよりも管が短く、 音が明るいことからパリなどで人気を獲得。 アメリカに渡り吹奏楽やサーカスで 花形楽器となりました。 ジャズの創始期にはメイン楽器として使用され、 オーケストラでもトランペットに代わって 演奏されました。 19世紀末にコルネットの利点を取り入れた 菅の短いトランペットが開発されると 再び人気はトランペットに移っていきました。 |
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↓ナチュラル・トランペットです。 現代のトランペットとは ずいぶん管の形が違い、開発の過程で 試行錯誤し、困ってる様子が伝わります。 |
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↑バグパイプ(バッグパイプ) スコットランド民謡で有名な民族楽器。 空気を溜めた袋を押してその空気を押し出して リードを振動させて発音します。 バッグに空気を溜めるので息継ぎで音を切ることなく 主旋律の背景で持続音が鳴り続けます。 袋の材質は羊・山羊の皮、牛・馬の胃袋や膀胱。 スコットランドではその昔、 戦闘の開始時に、バグパイプの音楽隊が 丸腰で戦陣の先頭に立ち、大音量で演奏して 味方の士気を高めたそうです。 先頭の奏者が倒れるとすぐに後ろの兵士が バグパイプを拾い上げて続きを演奏。 倒しても倒してもバグパイプの音がやまないので 恐れをなした敵は退散したそうです。 命がけの演奏だったのですね… このページの先頭へ
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このページでは、浜松市楽器博物館で私が見てきた 世界の楽器をエリアごとにご紹介していきます♪ |